鍵 I 04 -02, 2014 未分類 0 comments 0 trackbacks mintの日記はいつの間にかきえてしまうからここに残しておくわ去年の晩春に書いていた掌編4話目を書いていなくて物語はまだ終わっていないの今でも時々続きをどうしようかなって考えてるまりえの終わらない古い館の鍵物語***********鍵 l疲れ果てた彼女は古い城壁のなかへ逃げ込んだ素足のまま冷たい石畳の路地を彷徨い冷えきった躰を温めることも出来ずとうとう彼女は路地奥で倒れこんでしまった意識が朦朧とし声を出すことも出来なかった彼女は抱きかかえられ古い館に運ばれた鈴のような音が聞こえ鍵は静かに差し込まれゆっくりと扉が開いてゆく眠ったまま、彼女の冷えきった躰は温められ肌の色を取り戻していく暖かさのなかで、彼女の感覚はまどろんでいる鍵はどこにあったのだろうずっと探していたあの鍵を預かってくれていたのは誰だろうと静かに鍵はまわされてその扉はゆっくり開く le 15 Mai 2013
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